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ジョージア料理のシュクメルリ

2025-06-19

ジョージアで印象に残ったところ

北欧・中欧巡りはバタバタと観光の日々で忙しい1ヶ月だった。もちろん、ぼーっとする時間ぐらいはあったが、疲れていてブログを書く気力は残っていなかった。訪れた場所の感想を残していければと思っていたのに全然できていない(ヨーロッパに限らずこの旅行全体に対して言えることではあるが...)。とにかく全然そんなことをする気になれていなかった。

ジョージアに7日間滞在。余裕のある旅程でブログ書く気力も復活したので、ジョージアへの感想、印象みたいなものを書いておこうと思った。

外食の “底値” が(ヨーロッパに比べて)安い

ヒンカリ(ジョージア版の水餃子)とか食べれば全然1000円かからずにお腹を満たせる。色々前菜ぽいのからスープにメインの肉料理とか食べきれないほど食べて飲んでも1人3000円かからないで食べられる店もあった。

特にビールはめちゃくちゃ安い。有名なドイツやチェコもビールが安かったが、ジョージアはもっと安い。店で飲んでも 500mLで200円ちょっとのとかのところもある。日本なら缶ビール買って飲んでももうちょっとするのにレストランで座って飲んでこの値段は破格。いくらでも飲みたくなってしまう。

というわけでジョージアでは「ご飯を食べる」観光が目的だったこともあり、外食を満喫して久しぶりにほとんど自炊をしなかった。

ちなみに底値と書いたのは、ちょっと綺麗なところに行くと中欧くらいの価格帯の店もトビリシにはザラにあって結局は店次第だから。

シュクメルリが期待以上に美味い

ジョージアに来たかった理由の10割がシュクメルリだった。

松屋でシュクメルリを食べてその存在を知った。そして松屋のシュクメルリはどうやら本場とは違うらしいということをシュクメルリ屋を探す目的で色々ブログを読んで知った。ここまで来て思ってたのと違って口に合わなかったらショックすぎる。

そんなのも杞憂で、食べてみたら期待を超える美味しさだった。もはや記憶の遥か彼方にある松屋のシュクメルリとはレベルが違う美味しさ。さすが地元の料理。

シュクメルリはラチャ地方シュクメルリ村発祥らしく(地名だったのかという驚きがあった)、今度はトビリシではなく本場に行って食べてみたいもの。

レストラン4件で食べて一番好きだったのは Restaurant Ortachala のシュクメルリ。

一番好みに合った Restaurant Ortachala のシュクメルリ

シュクメルリのスープ?にはいくつか種類があるらしく、松屋のものに近いのはミルキータイプ。他にも水を入れて油と乳化させる水タイプもあり、 Restaurant Ortachala のシュクメルリは多分この水タイプだったと思う。ミルキーも良いが後半少し重たく感じてくるが、水タイプはずっと鶏まるまる1匹が入っていてもスイスイ食べられるくらい食べやすかった。

てかジョージア料理が全体的に好みに合った

自分の好みには合っていたが同時にジョージア料理は好みが分かれると思う。

脂っこくて濃いめの味付け パクチーやディルなどの強い香草感

だいたいはこんな感じの印象。

まずは脂っこくて濃いめの味付けは日本人にも好きな人は多そう。聞くところによるとジョージアに中長期で滞在される日本人でも脂っこさや塩辛さが苦手という人はいるそう。確かにずっと住んでいて毎日毎食とかはキツイかもしれない。

ヒンカリ。小籠包みたいな見た目で水餃子っぽい厚めの皮

次にパクチーやディルなどの強い香草で風味づけされてる料理も多い。小籠包っぽいためのヒンカリも肉には香草でしっかり味付けされていて、味は小籠包とは違う。日本食には無いハーブ感の強い味付け。ニンニクも容赦ない。

茄子のニンニクたっぷり炒めサラダ

私はパクチーは元々好きなのだが、北欧でディル三昧な料理を食べ始めたときはウッとなった。フィンランド、エストニア、ラトビアあたりの料理がディルまみれの日々が2週間ほど続いたらすっかり慣れることができていたのでよかった。回る順番が違っていたらジョージア料理に対する印象も違っていたかもしれない。

ジョージアにはいくつかあるがカズベキビールが好きだった

車の運転は荒く、マナーも残念ながら壊滅的

首都トビリシは車が多い。道が狭めなのもあって渋滞もひどい。

そして車の運転マナーがかなり酷い…。

車椅子のお客さんを乗せていて停車中のバスの後ろに停まっていたバスの運転手がクラクション鳴らすし、挙句には降りてきて運転手同士で揉めていたりする。バスだったらそういうことあるじゃん?落ち着こうよ...。

別の日、ツアーのバンの運転手もハンドル握ったら気性が荒くなってしまうタイプだった。激しい運転で朝からヒヤヒヤしていた。夕方、街に帰ってきてあと少しのところ、反対車線の隙間から左折して割り込んできた車に勢いよくぶつかるところだった。素晴らしいブレーキングとハンドル捌きにより最悪の事態は免れたが、助手席に座っていた私は冷や汗ものだった。いや、ちょっと想像したらこの展開になりそうだなという場面ではあった。彼に「かもしれない運転」という概念はない。クラクションは殴り飛ばすような勢いで鳴らすし、去り際に窓から顔出して相手と怒鳴りあっていて、最早面白かった。

また別の日は、宿でゆっくりしていたらドン!と鈍くて大きい音がした。これは事故ったなと思って窓の外を見るとしっかり追突事故を起こしていた。出かけると必ずバンパーが外れて中が剥き出しのまま走っている車がいるし、一日1台とかではなく何台も見る。

クラクションでうるさいような街は今までいくつもあったがここまで道路治安が悪いとは来るまでは考えもしなかった。道を歩くとき、タクシーに乗るとき、気をつけようにも限りはあるが気をつける必要がある街だと思う。

EU

EU加盟については難しい局面のジョージア。

デモも偶然見かけた。トビリシの路線バスの前にはジョージア国旗とEU旗が両方友好の証みたいな形で掲げてあった。

自国の国旗を玄関や窓に掲げている国は多い。日本でもあまりな気はするが祝日には見る場面はあるだろう。トビリシでも街の至る所でジョージアの国旗を見た。それに加えてEUの旗も見た。ジョージアの国旗とセットで掲げられていることが多い。これまで訪れた中で一番EU旗を見た街なのではないかと思うぐらいには見た。

ブランドロゴはジョージア語併記が必須?

DUNKIN DONUTS のロゴ。左側の文字がジョージア文字
WENDY'S のロゴ。左側の文字がジョージア文字。フォントの雰囲気も合わせてあって面白い

ファストフードから有名ブランドまで店看板に掲げるロゴにはオリジナル版の隣に必ずジョージア文字版があった。高級ブランドのテナントにも同じようなジョージア文字バージョンのロゴがあったのだが写真を撮っていなかった。これは法律で義務付けられてるものなのかもしれない。徹底ぶりが印象的だった。

トビリシ街中にはロシアナンバーの車もよく見かける

聞いたところ、件のウクライナ侵攻の影響などからトビリシに移住してくるロシア人も増えたそう。

そもそもトビリシから3時間も走ればロシアなのでそりゃ近いしいるよねという感じ。アルメニアやアゼルバイジャンも遠くはないけどロシアに比べると数は少なかった。

鼻炎症状に苦しめられた

長らく穏やかだった私のアレルギー反応がトビリシに来て激しくなってしまった。

これまでの傾向から、インドとかエジプトとか空気が悪そうなところに行くと鼻炎でくしゃみに鼻水に苦しめられていた。

ヨーロッパでは大丈夫だったのだがトビリシに来て一気に鼻の具合が最悪になってしまった。埃っぽいからなのか、花粉っぽいものなのか。自分のアレルギーを全部把握してないので何かは不明。

嬉しくないがここでヨーロッパではないところ、コーカサス地方に来たことを痛感した。

ノマド日本人 in ジョージア

自分が海外旅行に興味があるせいでSNSを見ていると、やれチェンマイに移住だ、ニュージーランドに移住だ、みたいなコンテンツを見かける。ジョージアもそのひとつで、ノマドな日本人がわんさかいるんじゃないかと予想していた。

が、実際はそうでもなかった。たまたま行ったカフェに「ノマド修行中」みたいな方々が数人で集まって作業しているのに遭遇した。

どうやらラップトップ一台でできるような職業訓練と海外暮らしをセットにしたノマド育成プログラムが存在しているらしい。これもSNSで流れてきて知った。

ちょうど前日に日本食を食べに行った時にオーナーさんが移住してきた日本人の方で、曰く、プログラムは開始時期がどうやら決まっているらしく(おそらく同期の概念があるっぽい)、1度に10人単位とかで来るらしい。思ったより多い。

日本人がたくさんいすぎる海外が苦手なので、気の合う友達ができて頼り合えるぐらいに日本人の人数がいそうなジョージアは暮らしやすいかもなーとか思った。

最後に

ジョージアはご飯が口にあう。

ただし、アレルギー性鼻炎に苦しめられるのがマイナスポイントとして大きすぎる...。

グダウリなど美しい自然に囲まれる田舎なら空気も綺麗でアレルギー症状もマシだろう。実際に目で見てその魅力も理解しているし、ジョージアは自然豊かでいろんな街に行ってみたいが、中長期で住む場所が田舎なのはちょっとないのよね〜...。

私にとってはジョージアは時々旅行で行くのが一番だなと思った。アルメニアには今回行けなかったし、ジョージアからトルコを陸路で少しずつ巡っていくのとか楽しそうだし、また機会を作って行きたい。