チリ北部に位置するサン・ペドロ・デ・アタカマは、世界で最も乾燥した砂漠として知られるアタカマ砂漠への玄関口となる町。標高2,500mに位置し、その独特な地形と気候から天体観測や地質学的な研究の拠点としても重要な場所となっているとのこと。町の中心から少し歩いたところに東京大学の観測所も見かけた。
アタカマには4泊滞在した。アタカマの後にウユニに行く予定で高地に身体を慣らす目的でゆとりある日程にした。
ゆとり持った旅程にしたのが正解だったと到着して早々に気づいた。高々2,500m程度と少し甘く見ていたのだが、高地に平坦な道を歩くだけでも息が上がる。階段なんか1階しか上がってないのにいつもの4、5階上がったくらい息がきれる。
空気が薄いということを、これほど実感したことはない。深呼吸を意識していないと軽い頭痛がしてきたりもする。高地は過酷だ。
アタカマ滞在の2日目か3日目の昼頃、宿でゆっくりと過ごしていたら、突然、お腹がありえないぐらい張って、おならをしないとキツくなるくらいガスが溜まるのを感じ始めた。普段からお腹は弱い方なので、最初はいつものやつかと思っていたが、おならが止まらない。おならをしないとお腹が張って気持ち悪くなってくる。
調べてみるとこの止まらないおならは高山病の症状の1つであることが分かった。
症状は半日ほどで収まった。こんなにおならをしたのは人生で初めてだった。高山病としては比較的軽度な症状で済んだと思う。幸い宿にいたのでトイレにも行き放題だった。観光しに行ってたら悲惨だった。
高山病の症状は人によって様々で、その程度も個人差が大きいようで、同じものを食べて同じように旅行している妻にはこの症状はなかった。やはりお腹が弱いことは何かしら影響しているのかも。
2,500mを少々甘く見ていた私としては、この後のウユニまでの移動が心配なった。チリとボリビアの国境地帯は4,500m程度、その後のいくつかの観光地も4,800m程度のところも何箇所か。アタカマより2,000mも上ることになる。今でさえちょっと高地に身体が悲鳴をあげているのに、さらにこれから訪れる高地で元気にいられるのだろうか。
日本の病院で処方してもらったダイアモックス(高山病対策の薬)を服用し、あとはとにかく深呼吸を意識するしかない。最悪、体調が悪くなりそうであれば、標高が低いペルーのリマとかに飛行機で一気に飛んでゆっくりしよう。
とまあ心配も多少したけれど、アタカマでの準備期間があったおかげか、結局ウユニまで移動するツアーやその後のウユニ滞在期間中に重い高山病症状が出ることはなかった。軽い頭痛はしょっちゅうあったけれど。
曇天で正直期待値は超えてこなかったけれど、南米を代表する絶景の1つであるアタカマ砂漠はさすがに綺麗だった。写真をパラパラと載せて今日はここまで。
P.S. いろんな場所に行ってみたい私が同じ場所にもう1回行くことはほぼないとは思うけれど、機会があればアタカマ砂漠は快晴の下でもう一度見てみたい。