世界一周旅行の中で、パタゴニアは間違いなくハイライトの1つだった。
旅行前から期待していた場所だったのだが、まあ、あんまり期待しすぎると良くないなと思い、そこそこの気持ちを意識しつつやってきた。
日本を出て7ヶ月が経って、ついに南米のさらに南部のパタゴニアまでやってきた。実際に訪れてみると流石のパタゴニアにしっかりと感動したし、やっぱり来てよかったと思えた。
パタゴニアのハイライト
ペリトモレノ氷河
氷河といえばこれなんじゃないかくらい有名な氷河。
グレシャーブルーと名がつくらしい青白い色の氷塊が美しく、これをリアルで見てみたかった。
エル・カラファテが氷河のある国立公園の最寄りの街。
そのエル・カラファテから氷河は片道80kmくらい離れていて、最寄りと言っても徒歩や自転車で行ける距離ではない。ツアーに参加して日帰りで訪れた。
調査を入念にしていたわけではなかったので期待していなかった氷河の崩落を見られたのはよかった。天気も最高で日差しがむしろキツすぎるぐらい。グレシャーブルーはやはり綺麗だった。写真で見た時には気づかなかった氷河の奥行きの深さには驚いた。
南米に来てから自然の規模が大きすぎて、ぼーっと見ていると却って「そんなに大きくないな」と感じてくる現象がある。
人工物がなく、巨大な山や川しかなく、人が立っていたりもしないから、大きさを比較できるものがない。景色を見ているときに実際の大きさを感じにくい。説明を聞いたりして大きさを知って改めて考えてみると、とんでもなく大きいということを理解して驚く。現地で生の音を間近で聞けるのも気持ち良い。
フィッツロイ
エル・カラファテから3時間弱バスに乗ってエル・チャルテンに移動した。この街を拠点に、フィッツロイのトレッキングに挑戦した。フィッツロイはアウトドアブランドのパタゴニアのロゴのあの山。ぜひ登りたい。
朝6時半に出発して、夕方5時に返ってくる10時間半のトレッキングにへとへとにはなったが、ゴール地点のラグーナ・デ・ロス・トレスまで登った時には達成感がやってきてとても気持ちよかった。目の前に広がる尖った岩峰の姿は圧巻で苦労が報われた。
現地での生活
食事について
アルゼンチンの物価は高い。観光地であるエル・チャルテンやエル・カラファテでは、想定通りではあるが外食の価格がかなり高めで、質もそこそこという感じでツラい。
外食は諦めて、ほとんど自炊生活だった。というかガッツリ観光地の街の外食のコスパの悪さとバリエーションの少なさが気になってなんだかんだ2週間弱は南部パタゴニア地方にいたのに、外食は3回しかしなかった。
外食は高いアルゼンチンだが、スーパーの食材は日本と変わらないかものによっては少し高いかぐらいなのは安心した。
アルゼンチン料理らしいものをと思い、外食をした時にはいろんな部位の肉やチョリソーを豪快に焼いたパリージャや子羊のアサードを食べた。美味しかったが正直やみつきとまでは行かない感じ。
アルゼンチンらしい食材で印象に残ったのはチミチュリソース。
スーパーで買ってきた牛肉でステーキをするときに付けて食べると美味しかった。酸味が良く効いてさっぱりしつつも食べ応えのあるガッツリ感を増してくれる。付け合わせのグリル野菜にも進む。これのおかげで毎日ステーキをしてしまうくらい食卓のヒーローだった。
そういえば、買った肉の種類や調理の仕方などもあるだろうが、南米の牛肉が硬めという噂は本当だった。
旅行の準備と現実
旅行前は、いろんなブログを参考に計画を立てた。ただ、最近のインフレと値上がりで、ネットの情報より実際の出費は1.5倍くらいになってしまった。
それでも、パタゴニアの景色は本当に素晴らしかった。こんなに壮大で悠然とした風景は、ここまで遠くまで来たからこそ見られるものだと実感。「ここまで来た甲斐があった」と思える場所だった。
まとめ
朝焼けに照らされるフィッツロイというのがとても美しくて有名なのだが、テント泊無しで見るには深夜2時ごろに宿を出て暗闇を歩き続ける必要があり、山慣れもしていない妻と2人で登るのもしんどすぎるということで今回は諦めた。これを見るためにもう一度また訪れたい。
パタゴニアは確かに物価は高く、アクセスも簡単ではない。でも、その分だけの価値は間違いなくある場所であるとも強く感じた。世界一周旅行の中でも、特別な思い出として心に残った。