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イグアス移住地の中心値にある鳥居。神社があるわけではない

2025-03-19

地球の真裏のパラグアイのイグアス移住地で日本を感じた

「イグアス移住地」はパラグアイの東部にある日系移民の居住地。

パラグアイの首都アウンシオンからバスで5時間強で着く。

「イグアス移住地」は意外と広い。

イグアス移住地の道。メインの道は舗装されているが未舗装な道もある。

未舗装の道も多く赤土で、街並みは特に日本らしさは特にないけれど、農協があったり、公園に鳥居があったり、お寺があったり、各所に日本を感じる場所はある。

イグアス移住地中心の公園にある鳥居。神社があるわけではない

私がイグアス移住地に訪れるのを決めたのは、エジプトのルクソールの宿で知り合った日本人女性にイグアス移住地をおすすめされたから。

日本を出てから7ヶ月は経っているが、日本食シックにはなっていない。

とはいえ、どうやらイグアス移住地の日本食は他の日本食とはレベルが違うらしい。日本から遥か離れた南米の地で食べられると聞いて興味を持った。

元々は旅程には入っていなかったが、イグアス移住地は南米の中では治安がかなりいい方らしい。

妻も私も初南米で、漠然と南米に恐怖心を持っているのでいい慣らしの期間になるだろうという思いもあり、イグアス移住地に行ってみることにした。

ペンション園田

宿についてはイグアス移住地について教えてくれた日本人女性におすすめをもらっていた。どうやら有名な民宿が2件あるらしく、1つがペンション園田で、もう1つが民宿小林。

割愛するがこのふたつは特徴がそれぞれあり、今回はペンション園田にお世話になることにした。

ペンション園田の看板
ペンション園田の家屋の1つ。キッチンやダイニングなど共有スペースがあり、他の宿泊客との交流ができて楽しかった
宿泊した専用バスルーム付個室。これで1泊2,000円ちょっと。清潔さはそこそこでまあ価格相応といったところか

旅程に余裕があったり、イグアス移住地にハマってしまった旅行者にはこの2件を両方泊まる方もいるらしい。

ペンション園田の宿泊客の中にも民宿小林に泊まってきてから来たという方もいて、そちらの話を話を聞いているともう少しゆっくりして民宿小林も泊まったら楽しそうだなとは思った。が、後の予定の航空券を購入済みだったので今回は諦めた。

ペンション園田といえば、ウェルカムおにぎりらしい。日本のお米で握ったおにぎりがチェックインした日の夜に振る舞われる。私が訪問した時には2泊以上する方にのみ提供していたようなので食べたい場合は注意が必要。

ウェルカムおにぎり

「ウェルカムおにぎり」と呼ばれているサービスは実際にはおにぎりだけでなく、おかずも一緒に提供される。私の時はウインナー、卵焼き、オクラの煮浸しが付け合わせだった。どれも日本の味でホッとした。

ひろゆきと東出昌大のサイン

あとは、ひろゆきと東出昌大がABEMAの番組で南米を回っている時に泊まったらしいという話を聞き、壁にあるサインを見せてもらった。

帰国して時間ある時に南米旅行の振り返りついでに「世界の果てにひろゆき置いてきた」を見ても楽しそうかも。彼らもウェルカムおにぎりを食べたんだろうな。

イグアス移住地の日本食事情

最近イグアスに移住してきた方が営んでいる軒先焼き鳥屋さん。タレが日本すぎてリピートした
辛味噌ラーメンとビール。PILSENは南米で飲んだ中で一番美味しいビール

ラーメンもあるし、焼鳥もあるし。焼鳥は個人で路面で売っているのが何箇所かあった。焼鳥とパラグアイのビールの組合せは素晴らしかった。

他の国だといいお値段するジャポニカ米もとても手頃に入手できる。驚いたのは冷奴で食べると美味しい作りたての豆腐さえも手に入る。

焼き鳥を買ってきてジャポニカ米を炊いてゆかりをかけて食べる。農協で買った醤油をかけると美味しい
イグアス移住地の農協で売っているあんぱん。パンがちゃんとあんぱん用のパンでめちゃくちゃ美味しかった

ペンション園田の愉快なお客たち

長期滞在している宿の長みたいな方もいれば、毎年この時期になると寒さから逃れて暖かい(というか暑い)イグアスにやってきて泊まる常連の方もいるらしい。幸せは皆それぞれだなと一番感じた場所かもしれない。

みなさん、とても親切で物好きの短期滞在者の私にもイグアス移住地のことや南米の旅行について詳しく教えてくださるし、十人十色な暮らしや旅の話を聞けて楽しかった。

移民資料館

ペンション園田のご主人が開設に携わった移民資料館を見学させていただいた。当事者であるご主人によるお話も聞かせていただき、心に残った。昔はこういう歴史資料館の見学に興味があまり無かったけれど、歳を取ったからなのか、色々知って関連する知識があるからなのかとても楽しかった。

パラグアイに移住する日本人は今でもいる

旅人がその居心地の良さからイグアス移住地に居続けて、そのまま移住するというのはイメージにあった。

しかし、実際に行ってみて出会った方々には「去年移住してきたんです」という方も結構いらっしゃった。美味しい焼き鳥を焼いてくださる方もそのタイプだった。

単身の方だけでなく、小さい子供を連れた家族もいた(しかも何組もいる)。パラグアイは永住権も取りやすいらしいし、イグアス移住地は自然豊かだし、扉の鍵を開けて寝ても大丈夫なくらい治安がいいし、、スペイン語環境でかつ日本語の補習環境もあるようだし、子育てにいいのかもしれない。

ではあるが、移住者がどんなモチベーションでイグアス移住地に移住してきたのかという疑問は残ったまま去ってしまった。

「日系パラグアイ人」のWikipediaページを見ていると、東日本大震災の福島の原発事故の影響でパラグアイへの移住者が増えたとか書いてあった。なるほど。

移住者の方々と移住理由の話がしなかったのは少し悔やまれる。

イグアス移住地に行って本当よかった

イグアス移住地はのんびりした町。

「本物の」日本食を食べられることを期待して訪れたが、とてもリラックスできたし、これから始まる南米旅行の前の慣らしの期間にはちょうどよかった。

イグアス移住地周辺ではどうやら開発が進んでいるらしく、町がもっと賑やかになるかも?みたいな話も伺った。数年後にまた南米に旅行しに来ることがあれば、イグアス移住地を旅程に組み込んで様子を見に行ってもいいかも。

イグアス移住地を訪れて本当よかった。